THEE MOVIE"LAST HEAVEN 031011"

suzushige2009-12-26

 ミッシェル・ガン・エレファントドキュメンタリー映画。夏にはギターのアベフトシが死んで、フジロックでチバが色々と喋るかと思ったら「このライブを親友アベフトシに捧げます」と言ったきりだった。すっきりしてて良い。
 内容としては幕張でのラストライブを中心としたライブ映像が中心で、悪く言えばyoutubeを張り合わせたような構成。といっても、2ヶ月くらいの急ピッチで作成したようなので、相応といてば相応なのかもしれない。初期の頃のインタビューを見る事ができたのが嬉しかった。
 これも劇場で観ることに価値があるタイプの映画だと言われて、すごく納得した。健全な批判精神はもちろん必要だと思うが、意味や価値を見出すことができるっていうのはそれよりも大切なことだよなあ。

モッコリ豚@朝霞

suzushige2009-12-23

 休日の昼間は15人くらい並んでいるラーメン屋さん。なんとなく看板からしてジャンクガレッジ系列みたいです。
 カタメンのヤサイニンニクカラメで注文。なんとなく麺が生きてない。開化楼の麺×カタメンなのに最初からふにゃふにゃ。東京出て二郎食べたほうがいいような気もします。う−む。

イングロリアス・バスターズ


 タランティーノの新作。やっぱりB級なんだなとは思ったけど、これ別にイングロリアス・バスターズじゃなくてもいいんじゃない?ブラッド・ピットが完全に喰われちゃってます。
 やっぱりパルプやレザボアのように、低予算でドタバタさせてた頃のが好きでした。むーん。

水木しげる「なまけものになりたい」

 水木サンのエッセイ。この人、猫みたいに生きてるイメージあったけどかなり激動の人生を過ごしてきたようで。そういえば戦争で片手を失くしてるって聞いた事があったような。。。
 とにかく話の内容が多岐にわたるので、一つの感想としてまとめようとすると非常にコンナンであります。

フーテンなんて自由でいいと思ってみていると、ただギロチンの落ちてくるのがゆるやかなだけで、別に変りはない。

それにしても、これでは、あれが欲しい、これが欲しいの“欲しい欲しい”で毎日を追われ、そのうち一生が終わってしまうのではないだろうか。

『カッコイイシャツ』きゆなはれる

カッコイイシャツ

カッコイイシャツ

 タイトルに魅かれて手に取ったら、シャツの裁縫の本でした。筆者が勝手に突っ走ったシャツ愛を感じる。まあ、ものづくりって作り手の主観がモロに入るからこそ面白いものができるんだろうな、とかなんとなく思った。
 オレンジとピンクとパープルの中間色みたいなペイズリー柄のシャツの写真が載っていて、衝撃。めちゃくちゃお洒落。ペイズリー柄って一種のジョークかと思ってたけど、こんなにかっこいいのか。衝撃。ただ、ペイズリー柄のネクタイはやっぱりどうもカッコイイとは思えません。

『カチカチ山』太宰治

(太宰治生誕100年記念出版)カチカチ山

(太宰治生誕100年記念出版)カチカチ山

 太宰治って人間失格とか斜陽とかのイメージが強かったんだけど、なかなかにお茶目。
 こういうノリもあるんだな、と思ってちょっと安心。

仇討ちはすべからく正々堂々すべきである。

 「あいたたた、あいたたた、ひどいじゃないか。おれは、オマエにどんな悪い事をしたのだ。惚れたが悪いか。」