taxi driver
映像が格好良すぎて、中身がストンと落ちてこない。
主人公のトラヴィスは独りよがりな傾向が強く出ているけど、彼の感じる孤独感や焦燥感は誰にでもあるものだろうし、逆にその感覚に気付かずのろのろと日々を過ごしてしまう事のほうが怖い気がする。
THEE MOVIE"LAST HEAVEN 031011"
ミッシェル・ガン・エレファントのドキュメンタリー映画。夏にはギターのアベフトシが死んで、フジロックでチバが色々と喋るかと思ったら「このライブを親友アベフトシに捧げます」と言ったきりだった。すっきりしてて良い。
内容としては幕張でのラストライブを中心としたライブ映像が中心で、悪く言えばyoutubeを張り合わせたような構成。といっても、2ヶ月くらいの急ピッチで作成したようなので、相応といてば相応なのかもしれない。初期の頃のインタビューを見る事ができたのが嬉しかった。
これも劇場で観ることに価値があるタイプの映画だと言われて、すごく納得した。健全な批判精神はもちろん必要だと思うが、意味や価値を見出すことができるっていうのはそれよりも大切なことだよなあ。
イングロリアス・バスターズ
タランティーノの新作。やっぱりB級なんだなとは思ったけど、これ別にイングロリアス・バスターズじゃなくてもいいんじゃない?ブラッド・ピットが完全に喰われちゃってます。
やっぱりパルプやレザボアのように、低予算でドタバタさせてた頃のが好きでした。むーん。
水木しげる「なまけものになりたい」
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2003/06/05
- メディア: 文庫
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とにかく話の内容が多岐にわたるので、一つの感想としてまとめようとすると非常にコンナンであります。
フーテンなんて自由でいいと思ってみていると、ただギロチンの落ちてくるのがゆるやかなだけで、別に変りはない。
それにしても、これでは、あれが欲しい、これが欲しいの“欲しい欲しい”で毎日を追われ、そのうち一生が終わってしまうのではないだろうか。
『カッコイイシャツ』きゆなはれる
- 作者: きゆなはれる
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2006/08/07
- メディア: 単行本
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オレンジとピンクとパープルの中間色みたいなペイズリー柄のシャツの写真が載っていて、衝撃。めちゃくちゃお洒落。ペイズリー柄って一種のジョークかと思ってたけど、こんなにかっこいいのか。衝撃。ただ、ペイズリー柄のネクタイはやっぱりどうもカッコイイとは思えません。
『カチカチ山』太宰治
- 作者: 太宰治,パブリック・ブレイン,オカダミカ
- 出版社/メーカー: パブリック・ブレイン
- 発売日: 2009/01/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こういうノリもあるんだな、と思ってちょっと安心。
仇討ちはすべからく正々堂々すべきである。
「あいたたた、あいたたた、ひどいじゃないか。おれは、オマエにどんな悪い事をしたのだ。惚れたが悪いか。」