ゲーテの「若きウェルテルの悩み」

書簡体の小説は初めて読んだかもしれない。「愛」について深く考えるきっかけになるような一冊。ウェルテルのように人を愛したことがないなあと思いつつ。それは幸せなのか不幸なのかわからんけど。ウェルテルはちょっと重すぎてかキモいだなあとか、ロッテもたまったもんじゃないなとか、陳腐な感想がポコポコ浮かびます。そうそう。なんかウェルテルはミネタカズノブに似ていると感じた。愛の核を振り回すあたりが。ただミネタの場合は一方通行感が否めないけど。閑話休題。純愛小説だけど、とりあえずセカチューどころの騒ぎではありませんでした。人を愛するってのはどういうことなんですかね。ちょっと真面目に。
あ、これ1951年の出版だったんだ。道理で文中に「あすこ」とか出てくるわけだ。