2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ジム・ジャームッシュ「コーヒー&シガレッツ」

煙草も吸わないコーヒーも飲まない人にとっちゃそんな面白くないのかも。ゆるゆると時間が流れるショートショート。感想は「あ、イギーポップが出てる」と思ったくらい。 ミニシアター系のお洒落映画はそんな好きじゃないのかもしれないなあ個人的に。

Victor HP-FX77

前に使っていたイヤホンが壊れたので、新調。2900円ほどで買えたのでなかなかいい買い物かと思ったものの、これがなかなかのクセもの。 とにかく重低音に力を注いで作られたらしく、バスドラやベースの音圧はものすごい。そこらのヘッドホンよりすごいん…

「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一髪」

リアルタイムで見てないと面白いとは感じられないのかもしれない。コンピューターウイルスがどうのこうのでフロッピーディスクをガチャガチャいじっているのを見ると時代を感じる。確かにストーリーの展開は中だるみもせずとても良いのだが・・・。 歳はとり…

三谷幸喜「THE 有頂天 HOTEL」

豪華なキャストがくるくる出てきて目が回りそうでした。「面白かったです!」というには内容に深みが感じられなかったので(喜劇だから当たり前だよな)、評するなら「楽しかった!」。麻生久美子と篠原涼子が同時に出てくる画は初めて見たのでテンションあ…

井上ひさし「青葉繁れる」

なんか映画っぽいなあと思ったら映画封切りにあわせての文庫化だったのか。どことなく「青春デンデケデケデケ」に似てる。しかし昭和49年公開の作品とかTUTAYAで借りられるかなあ・・・。 非常に喜劇的な内容だけれども、先行きがはっきりしないで終わるあ…

佐藤多佳子「黄色い目の魚」

いわゆる青春小説。適当にハッピーエンドで終わらせず、しっかりドロッとしたとこを盛り込んでるあたりがエライ。高校生のときに読みたかったような気もする。 これまで考えてもみなかったけど、人物画を書くってすごいことだよなあ。 胸がちぎれそうなさび…

二代目海老そば けいすけ

高田馬場にいつの間にかできていたラーメン屋。この「けいすけ」という屋号からして俺が入らないわけには行かないと感じ、意を決して突入*1。 ドアを開ければ店の奥まで広がるカウンターが目に入り、お洒落なBGMが耳に入ってくる。これ食券機が無ければ一…

金城一紀「GO」

これなんか映画で観た気がするけどよく覚えてないなあ。 テーマがテーマだけに重くならないようにしようといった配慮なのか、軽めの文体でサクサク進んでいくわけだけど・・・。なんつうか、それで安っぽさが出てしまっているように感じた。薄まったジュース…

庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」

「ライ麦畑の二番煎じだ」とか散々叩かれたりしたみたいだけど、普通に面白かった。確かにまあ語り口はそっくりだし、黄色い女の子のモデルはフィービーなのだろうけど。 冒頭を読んで「大学紛争を経験していない若者にはわからないのでは」とも思ったけれど…

坂口安吾「堕落論」

作者の考えに共感できるできないは別として、一つの読み物としてとても面白い。「FARCEに就て」ではずいぶんまどろっこしく書くなあこいつとイライラしたものだが、後半になるにつれ歯切れがよくなってくる。「文学のふるさと」なんかは結構好き。 しかし、…

J.D.Salinger 村上春樹訳 「The Cather In The Rye」

秋の読書強化月間〜え?今さらそれ?〜シリーズ第二弾。ジョン・レノンを銃殺した男のコートの内側からボロボロになってでてきたとかいうライ麦畑。 どうにも原書はスラングの固まりらしくて、訳者はそれなりに苦労するみたいだけど、春樹訳は読みやすかった…

富永昌敬「パビリオン山椒魚」

オダギリと香椎由宇が主演の「パビリオン山椒魚」という映画があるらしい。どうやら渋谷でしか上映していないらしい。ということで雨の中ひょこひょこ観に行ってきました。渋谷って案外結構映画館あるんやね。ちょっとなめてました。20分前に行ったら長蛇…