オグマンディーノ「十二番目の天使」

十二番目の天使
絶望の淵から這い上がる主人公と待ち受ける絶望に正面から向き合った少年の話。ハッピーエンドや勧善懲悪ではない、ちょっと特殊なアメリカンな雰囲気を漂わせつつ。途中まで読んで「あ、これ結末見えた」と思ったが見事に外れ。読みやすい自己啓発書といったところでしょうか。弱音を吐く前に一発やったらねば!と気合が入る。電車の中で読んで、寸止めで涙をファインセーブした一冊。