樋口裕一「頭がいい人、悪い人の話し方」

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)
これはどうなの?そんなにいい本なの?と、雰囲気で本の良し悪しを決める俺としては非常に苦手な一冊。本全体に否定的な雰囲気が蔓延しているような。まあ反面教師をたくさん取り上げるという方向性が駄目なのかな俺には。にしても「頭が悪そうな人の話し方」に題名を改名してほしかったり。構成が「典型的な駄目な話し方→周囲の対策(そんなに!?)→自覚するためのポイント」っつうのも嫌い。筆者が俺は頭いいんだぜ臭を放っている気がする。「自分の価値観だけで全てを判断する」は筆者自身のことなのか?プロローグでは、

どんなに賢そうに見えても、試験の点が悪ければ賢くないと見なされる。

という自論を展開。試験の点が悪い賢者はいっぱいいるべさ。「ケチばかりつける」、「根拠を言わずに決めつける」あたりは確かにわかるけれど。