村上春樹「カンガルー日和」

カンガルー日和 (講談社文庫)
 穂村弘が衝撃を受けたとかいう「カンガルー日和」。ハルキ・チルドレンって結構たくさんいるんだなあ、と思った。スピッツの初期とかの世界もこんな感じだよね。スガシカオも影響受けたとか言ってるし。ただこの文体はヘミングウェイの短編にも通じるものがあるような気がする。
 疲れない程度の長さの18の物語が収録されてます。何も考えずに読める。

だってそういうのって一度ごまかすと、その先何度もごまかすことになるからね。

図書館はとてもしんとしていた。本が音を全部吸いとってしまうのだ。