石田衣良「4teen」

4TEEN (新潮文庫)

4TEEN (新潮文庫)

 やっぱり石田衣良の小説は苦手やわ・・・と思いつつもなんだかんだで全部読んでしまった。中村航伊坂幸太郎などといった、わりかし若者ウケする作家特有の気取った文体がどうも苦手。
 というかこの物語、中学生という設定に無理がありすぎる。ここまで大人びた思考回路なら高校生という設定でも良かったんじゃないか。
 全体の傾向として勧善懲悪気味な内容なので、それなりに爽やかな読後感が残ります。
 あとハードカバーがの表紙がちょっとダサい。