ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」

車輪の下 (新潮文庫)
有名っちゃ有名なヘッセですが、いかんせん訳が酷い・・・翻訳者、誰?高橋健二?酷いよこれ。原文もってこい!俺が訳すからお前引っ込んでろ!と暴言を吐きたくなるほど読みにくかった「車輪の下」。大学入試の基本、無生物主語構文を副詞的に訳してないし、そもそも直訳が多すぎる。如何に原文の雰囲気を壊さずに意訳できるかっつうのが翻訳家の腕の見せ所だと思うんだけどな。直訳じゃ意味不明だし。文脈から判断したり。めっちゃ頭使って読みました。ふぅ。面白さはさすがに「蹴りたい背中」以上。やっぱりやりたいコトやったモン勝ちだよなと思いつつ。もっといい訳で読みたかったと最後まで不満。