目黒→幸福駅→帯広

suzushige2005-08-21

朝食に、昨日セイコーマートで買ったメロンパンを食べようとしたら、パンの上にまぶしてあった砂糖が溶けて、下のほうに流れて固まっていた。めっさ砂糖の量すごいやんな。ジャンキー。
黄金道路を北上して帯広を目指す。黄金道路は走っていて非常に気持ちがいい。小さいながら滝があったり、海鳥が群れていたり、履道の中は波の音がとても大きく聞こえて楽しい。投げ釣りをしている人を結構見かけたが何が釣れるのだろう。鮭?
そうそう、ゲリラキャンプした近くの道路で鹿が死んでいた。夜のうちに車に轢かれたのだろうか。キツネが内臓を食べていました。ワイルド。鹿、キツネときたらあとはクマだがクマはちょっと会いたくない。
忠類村のあたりから雨がつよくなってきた。景色がずーーーーーーーーーーと牧場(牛)なので気が滅入る。「リンダリンダ」を熱唱しながら走る。ここ数日イヤホンをしていない。本当にノーミュージック・ノーライフなのか考えるいいチャンス。体調がすぐれないので最後尾で走る。前の2人も見えなくなってしまい、雨の中で延々と牧場しか見えない道路を走っていると精神的にしんどい。疲れと寒さ*1でヘロヘロになっていると、すれ違ったライダーに「頑張って!」と激励してもらった、ライダーとは以前から挨拶*2していたのだが、声をかけてもらったのは初めてで、どうやらその一言が俺にとって必要な一言だったらしくボロボロと泣いてしまった。たった一言で人の心を動かすことってやっぱりできるんだなあとか。いわゆる言霊はあると思う。キーボードで打つと無機質だけど、実際に言葉で聞くと熱を感じるというか。誰かに心を動かされたぶん、誰かの心を動かせたらなあとか一人だけど独りやないなあとか思いつつひたすら走る。
雨の中、幸福駅に寄るかどうか、先で待っていた仲間とモメたが、国道から500mだし俺らこれ以上濡れても濡れなくても一緒でしょということで寄ることに。幸福駅はすでに使われていないのだが、ものすごい数の手紙、写真、名刺、定期が張ってある。売店のおじさんの話は面白い。なんか独自の哲学を感じる。彼女を一番信頼して、彼女から一番信頼してもらわなあかんとか色々言われた。売店の至るところに旅人のメッセージが書いてあったので、俺も売店に向かって右の柱に色々と書き残していく。いつかまた来たら書き足そう。
記念にキーホルダーを買って帯広へ向かう。ライダーハウスのホリデイに泊まる。お風呂が無料なのが、濡れた体に嬉しい。六花亭本店や豚丼の「ぱんちょう」とか寄りたいところは結構あるが疲れているため休むことに。
天気、霧→雨
走行距離、110km

*1:最近、北海道の最高気温は関東の最低気温よりも低い

*2:すれ違い様に片手を挙げて挨拶する。人によって色んなポーズをとるから面白い。坂道をヒイコラ登っているとガッツポーズしながら降りてきたりする