デイヴィット・リンチ「エレファント・マン」

エレファント・マン [DVD]
TSUTAYAで「オーロラの彼方へ」の横に置いてあったのに、ていうかヒューマンドラマの棚に置いてあったのに、何これバリホラーじゃん!怖い怖い怖い怖いリングの10倍くらい怖い!と思って観るのをやめようと思ったこと3回。途中辛くて辛くて観るのをやめようと思ったこと4回。後半は笑えたところ1回だけで2回泣いた。
イギリスの暗くて憂鬱な雰囲気がよく出ています。行ったことないけど。エレファントマンが姿を現すまでの演出が、日本のホラー映画のそれとよく似ていて背筋が凍りました素で。どこか鬱屈としたBGMとモノクロの画面が絶妙にマッチ。何も考えなくていい、能天気なアメリカ映画が好きな俺としてはいい刺激になったんじゃないか。一応ハッピーエンド(?)で終わるけれど。
というかこの奇形の主人公の話は本当に実話なのかな・・・。「人は見た目が9割」の作者はこの映画観たのだろうか。俺がこの映画の登場人物だとしたら、確実にただぎゃあぎゃあ騒いでいるだけの脇役なんだろうなあ。でもやっぱり未知のものは怖い。本当に醜いのは主人公の姿ではなく、野次馬たちの心なんじゃねえかとも思うけれど。取り敢えず観た後に残る映画。あーすっきりしない。もう1回観よう。機会があれば。

こんな僕でも愛してくれるかも・・・

いい子になりたかったのに

I ! am ! human ! being !*1

*1:ここは聞き取れた