suzushige2006-03-14

朝。「昨日フロントで変な紙もらったなあ」と思っていた紙が、モーニングバウチャーであるという事実が発覚。ホテルで朝食。フライドライス?まあつまりタイ風チャーハンみたいなのがやたら美味かった。タイ米でチャーハンは美味しい。ツボ。スイカやパイナポーをデザートに。今日はバンコク観光予定。

ホテルの前でTaxiを拾うもtraffic jamとかでワット・ポーまでは行けないという。しょうがないのでTuktukに乗る*1。これが楽しい。車線変更が超スリリング。朝の風が気持ちいい。おもちゃみたいな乗り物。安っぽいランプに心惹かれる。に曲がるときに、のランプが点灯するわけのわからなさも良い。ただホテルの前でつかまえたせいか料金がやたら高い。「これは高すぎる」と言ったら「何言ってんだよはっはっは!」なノリで叩かれた。うーんちくしょう。でも日本円に直すと300円だからいいか(←こういう考え方をしているとカモられる)。
ワット・ポー付近で降ろされ、すぐに変な男に絡まれる。「今日はワット・ポーもワット・アルンもワット・プラケオもブッダセレモニーで休みだ」と言う。あれ?なんかガイドブックに無休って書いてあった気もするんだけど。聞けば「13時からなら大丈夫で午前中は駄目だ」と言う。ほんまかいな。「俺の他のおすすめの場所を回って午前中を潰して午後にはこっちに帰ってこいよ〜!tuktukチャーターしてやるぜ!」てなことを言っている。Really?Really?をマジで?のノリで連呼していると「俺はアーミーポリスだ信用しろ。手帳も持ってる」と写真を見せられたがYOU写真の顔とまるっきり別人なんすけど。若い頃とか言ってるけど無理あるなあ。「午前中tuktukたった40Bだ!安いだろ!」とかしつこいので結局負けて乗り込む。

街外れの寺院、ワット・インドラヴィハーンに連れて行かれる。絶対俺ら騙されてるよという話になったが、その寺院のstanding buddhaはなかなかでかくて見ごたえがあった。うん、少し来てよかったという気にもなった。その後、寺院でダラダラしてる兄貴に「今日はワット・プラケオはセレモニーで午前中クローズなの?」と聞くと「ん?いやフツーにオープンしてるよ」。すっげーいい兄ちゃんで助かった。「今日はストライキしてて封鎖されてる道はあるけど、寺院はオープンしてるよ」。ああタクシー乗車拒否されたのはそのせいか。てか昨日のTVのニュースでなんかデモの中継してたなあそういえば。・・・ってかあのホテルのtuktukもニセ警官も一日40Bのtuktukもグルだったのかくそう。騙しやがって。全然休みじゃないじゃん。ワット・プラケオとか行きたいのに。

ただ寺院の出口で「ここで待ってるからね〜」と言ったtuktukの運転手に、兄貴に言われたとおりSay bye-byeできる自信が無く裏の路地をウロウロしていると新たなtuktukを発見!20Bでカオサン通りまで行ってくれるらしいのでお願いする。前のtuktukは寺院出口でまだ待っている。お金払ってないけどまあいいや。お互い様ってことで。ただ寺院を出る際にその真横を通過するときは流石に顔を隠しました。追ってきたらどうしようとかめっちゃドキドキしたー。

カオサン通りでは色んなものをごちゃごちゃ売っていて楽しい。なんかタイ人って基本的にモノを売る気が無いような印象を受ける。「あ、買うの?」みたいな感じで。サンダルとTシャツを買う。なんかやたらエイプの偽モノが多かったなあ。カオサン通りでは料金は基本交渉で決まるみたい。向こうの言い値の半分から始めろっていうのはセオリーみたいっすやっぱり。

警告。ワット・ポーに向かう途中の公園で、フレンドリーなタイ人にハトの餌をもらいそうになったら走って逃げること。Tuktukにせよ何にせよ、「オー!ジャパン!」とか言って握手を求めてくるやつは、十中八九悪いやつ。観光客は金持ってるけん、そちゃフレンドリーになるわな。「ハトの餌なんていらんいらん」と言ってるのに「God bless you」とかわけわからんこと言われて結局嫌な思いをしてしまった。あんまり詳しく書きたくないので端折ります。

ハト事件でプンプンしながらワット・ポーを目指して歩く。行く途中「ワット・ポーはあっちだ」と反対方向を指差してくるおっさんや「今日はブッダ・セレモニーで2時からだよ」と話しかけてくるおっさんをかいくぐり。お前らなめんてんちゃうぞ!ワット・ポーにようやく到着した11時。うん、普通にOpenしてました。ブッダ・セレモニーて何やねん嘘つき。ったくあいつらは…と久しぶりに素でキレる。なにぶん蒸暑いしな。

ワット・ポーではリクライニング・ブッダを見る。日本語でいうと涅槃仏。梵語で言うとニルヴァーナ。仏まで寝るとは流石タイ・・・(タイ人もそのへんでわりとフツーに寝ている)。と思ったら、涅槃仏って釈迦が死ぬ寸前の姿だったのか。お釈迦様ってお腹壊して死んじゃったんだっけな。

その後ワット・アルンへ向かう。渡し舟に乗る。料金は3B。チャオプラヤ川は予想以上に汚い。濁った水にトウモロコシのシンがプカプカ。ワット・アルンはキラキラしていて圧巻。カエルの魔物みたいな小さな石像がずらり。可愛い。

*1:タイ名物の自動三輪車