アユタヤ散策〜赤い月と寝台列車〜

suzushige2006-03-15

ホテルで昨日と同じようにバイキング形式の朝食をとり、日本で言う京都的ポジションのアユタヤ散策に。
駅前にレンタサイクル屋があるらしいので探してみるも、レンタバイクしか見当たらない。トゥクトゥクの運転手がやたらアプローチをかけてくる。「アユタヤは広いぜ!観光ならトゥクトゥクが一番!このクソ暑い中歩いていたら死んじまうぜ!」。しかしなにぶん節約したいし、チェンマイへの寝台列車出発は午後10時頃なので時間はたっぷりあるので気持ち強気で断る。確かにティッシュ配ってる人に対して「あ、いりません」というくらいのノリで断るのが一番やな。
しかし探せどレンタサイクル屋は見つからず。後ろから追ってきたトゥクトゥクが「時間あるならアユタヤ郊外のスポットに連れてってやるよ。アユタヤは川に囲まれていて、郊外は橋を渡らないと行けないんだな。で、サクッと回ったら市内のレンタサイクルショップで降ろすから、そこから市内観光したらどうだ?」と持ちかけられ、値段もそれなりだったのでチャーターする。三時間で300バーツ。二人だったから一人あたり450円くらい。アユタヤのトゥクトゥクバンコクのでっかい三輪車タイプとは違い、ソンテウ(乗り合いバス)に似ていた気がする。座席シートがタクシーみたいに前を向くのがバンコクタイプ、電車みたいに横を向くのがアユタヤタイプ。
○ワット・ヤイ・チャンモンコン→小さめの白いニルヴァーナがあった。50年くらいまえにつくられた新しいものらしい。日本語の観光客向けのツアー団体がいたのでちょっとくっついて行って仕入れたネタでした。タイ版ヤナギの木みたいなのが生えてて気持ちエキゾチック。
○ワット・パナン・チェン→地元の信者で賑わっていました。バーツ紙幣が木の枝に刺さっていたり。あれって寄付なのかな。世界史の資料集に載っていそうな大仏がおりました。ここでペットボトルの水を買う。ストローをもらう。タイってボトル買うと必ずストローついてくるけどなんなんやろ。直接口をつけるのははしたないのかな。
○ワット・チャイ・ワッタナラム→ビルマ軍の侵攻により破壊された仏像が痛々しい。真ん中の塔卯はトウモロコシをモチーフにしたとのこと。全部見たわけじゃないけど、ほぼ全部の仏像の首から上が破壊されていました。意外と観光客が少なくて閑散とした感じ。真ん中の塔に登れたけど傾斜が急すぎて辛かった…。
○ワット・プー・カオ・トン→ほんとに郊外にある白くてでっかいピラミッド。よく見ると傾いているっていう。設計ミス笑?菩提樹らしき木があったので、その木の下で悟りを開いたポーズの写真を撮ってみたけどむしろ煩悩まみれな感じですね。ジブリに出てきそうなピラミッドでした。てかこれほんと寺院っていうかピラミッドだよ笑。
○ワット・ロカヤスタ→でっかい大仏が寝そべっている。建物は無いけれど、一応ワット(寺院)らしい。謎。ていうかこの涅槃仏、ストリートファイター*1に出てきたじゃん!というわけで、日本に留学してた中国人の女性に写真を撮ってもらう。とりあえず波動拳!のポーズ。対戦相手はサガットとしてみずさん。その女性の彼氏に「ストリートファイターですか笑」と言われた。やるじゃん中国人。チュンリーとかやってもらえばよかった。とか書いてますが結構アングルに時間かかったりしてポーズ決めるの恥ずかしかったです。頑張った!
これで郊外の寺院めぐりは終了。市内のレンタサイクル屋で降ろしてもらう。「パスポート、航空券、高額の現金を保証として預ける」とガイドブックには書いてあったけど、でっかいリュックの荷物を預けるだけで済みました。貴重品は常に肌身離さずです。むしろ荷物を降ろすと身軽で気持ちいい。照りつける太陽の下、チャリを走らせていると気分はもう夏休み。
レンタサイクルを返して、マックやデパート(?)で時間を潰す。暑いから避難。タイのマックではポテトにケチャップとチリ・ソースをつけ放題!サムライ・ポーク・バーガーは普通のテリヤキバーガーでした。駅前の渡し船に乗ってアユタヤ駅へ。チェンマイ行きの寝台列車を待つ。アユタヤの月は赤かったです。って俺今日誕生日じゃん!ビバ19歳!