宮本昌孝「藩校早春賦」

藩校早春賦
一応短編集のような形式をとってはいるけれど、後半の物語で前半の物語のストーリーを少し絡ませるから、後半の物語になればなるほど長くなっていくっていう。こういう形式は少しダルイかも。

本書は「小説すばる」(中略)に掲載された作品に大幅に加筆、長編としてまとめられたものです

なるほど。
内容は砕いて言ってしまえば「ズッコケ三人組*1みたいな感じで。毎回、「結局最後は大丈夫、爽やかに終わる」っていうお約束展開。これ内容としては12歳くらいの子が読んだらドキドキするそれなんだろうけど。一応時代小説っていうジャンルと漢字の多さとかが平気なら、それくらいの子が読んで楽しめるような。そんな感じ。

*1:とか懐かしいなおい