大林宣彦「青春デンデケデケデケ」

青春デンデケデケデケ デラックス版 [DVD]
ウォーター・ボーイズとスクール・オヴ・ロックを足して2で割ったようなこの感じ、これは傑作だ。原作と比べて話の展開が急な様な気もするけれど、逆にそれがコミカルで面白い。このしみったれた感じが昭和の田舎の高校生らしくて、人によっては激しく好き嫌いが分かれるだろうけれど、個人的には生々しくリアルなので好きです。五分刈りの高校男児が和室でバイオリンとか。そうだよ、バンドってやっぱり楽しかったんだ!という初心が呼び起こされました。某バンド漫画BECKがやけにチープに見える。舞台が四国なので、たまに方言で何言ってるかわからんときがあるけどそこがまたグッド。
ただアニマルズの「house of the rising sun」とかビル・ヘイリーの「rock around the clock」などのオールディーズがわかったから面白かったっていうのも・・・あるかなあ。知らない人は・・・いや、誰が見ても楽しめるはず。途中からDVD読み込めなくなって、4分の3しか観ていないけれど。ちくしょうツタヤめ。