死にカタログ

死にカタログ
友達との帰り道、話題に上った「死にカタログ」。「買うほどのもんじゃないんだけどつい衝動買いしちゃって・・・」なんだか面白そうなので貸してもらった。「これ本屋で見かけた!面白そうだよねー」「そこで買ってしまうかしまわないかが俺とお前の差だな・・・・」いやいや買って正解かもしれないっすよこれは。
まず、世界各地の死後の世界がたくさん紹介されていてなかなか興味深い。魂が抜ける、輪廻転生する、といったところからコオロギになる、パラレル・ワールドへ行くなど民族によって他界観は様々。一番のヒットはジプシーの「いなかったことになる」!これはすごい。下手したら誰も死なない世界のできあがりじゃないか。次に織田信長やらジャンヌダルクやら、歴史上の人物の一生がわかりやすく図示されている。これを見ると、結構25〜35歳のあたりで偉業を成し遂げている人が多いことに気づく。例を挙げると、坂本龍馬勝海舟に刺激されたのは25歳、宮本武蔵の巌流島は30歳、仏陀がサトリを開いたもは35歳(大体ね)。エレカシの宮本が「35歳までに男は成さねばならない」みたいなこと言ってたけど、こういう背景があったのかなあ。
ちょっと死に様などを考えさせられる一冊。俺が今死んだらカッコいいだろうか。うーんパソコンの前では絶対死にたくない。寄藤文平*1のイラストが可愛い。

*1:JTの喫煙マナーをよびかけるイラストとか書いてる人