まるで殿上人

suzushige2006-07-31

 よくわからないノリで登ってきました富士山。ゲイシャハラキリフジヤーマの富士山。やっぱり外人さん結構いました。「なんで登ってきたの??」とか理由について言及する質問は避けてください。「そこに山があるから」とか言い出しかねません。
 つうわけで7時過ぎにバスで新宿を出る。素直に車中爆睡して10時過ぎに五合目に到着。五合目に着いたぜ!と記念碑と写真撮ったり、石畳の寝ている上で寝ている外人さんとツーショット撮ったりして1時間。決して遊んでいたわけではありません。れっきとした高山病対策です。にしても涼しい!下手すると寒い!気温は19度くらいだけれど、風がヒュウヒュウ通るので体感気温はきっともっと低い。11時過ぎ、吉田口から頂上を目指す。
 六合目まではダラダラと歩く。馬と並んだりツアー客に混じったり。いきなり下りから始まるけれど、「おおげさなくらい小股で歩いてくださーい」とガイドのお兄さんも言っているとおり、ここで飛ばすとバテるらしい。酸素濃度が既に薄い状態からスタートなので侮ってはいけないとのこと。六合目で簡単な地図をもらい説明を受け、一気に七合目まで。所要時間60分とか書いてあったけれどサクサク40分くらいで登れた。カーブは内側を回るよりも、外側を大きく回るのが負担が軽くていいらしい。通称大外回り。急いで登るっていうのは急いで酸素の薄いところへ行くってことだから、過剰なくらいのダラダラが登りきる秘訣だとかなんとか。持っていった水はコンビニとかにある「酸素水」500ミリだけだけど、そんなに喉が渇かなかったのでこれ1本でほとんど事足りました。日差しカンカンてわけでもなかったし。登るにつれて物価が高くなるとは聞いていたけれど、日清のカップヌードル普通サイズが500円とは。だんだん高いと思わなくなってくるのがフジヤママジック。
 七合目からは山小屋がたくさん出てくる。だんだん植物も少なくなってきていかにも高山。登るにつれてどんどん寒くなる。足が疲れたとか心臓がバクバクするとかじゃなくて寒いっつうのが一番きつかったっす。健脚な外人カップルとかファニーな外人さんとか中国の人とか多国籍な感じでした。にしても富士山は中国歓迎みたいな雰囲気あるけどあれなんなんだろう。本来は八合目途中の、スマップが泊まった山小屋あたりで休むはずが、無理してもらって登り本八合目まで到達。富士山ホテル(という名の山小屋)に泊まることに。夕食朝食付きで7500円。布団は噂通りじめじめして冷たかったけれど、朝からずっと眠い眠い言っていたので横になれさえすれば眠れる。ご来光を見る人のために、二時に宿の人が起こしてくれるとのこと。八合目付近の山小屋だと登山道が混雑するために22時あたりに起こされるらしい。
 夕食はカレーライス。隣の家族連れから少しワインを頂く。なんでも以前この山小屋に泊まって鯉のぼりの写真を撮ったら、品評会(っていうのか?)に入賞したとか。ゴハン食べてから同じような写真撮りにいったら全然上手くいかなかったっす。うーん。
 明け方の準備をしてから、ほどよい疲労により湿った布団で爆睡。