原田宗典は中学生の頃に狂ったように読んでいたので、もはや自分のルーツなのでは、という感じのエッセイスト。カミュとかヘッセとかもうちょっとカッコイイ作家をルーツにしたかったけれどこの際しょうがない。
本作は著者の15年間書き続けたエッセイの中から、笑えるものを選りすぐったといういわゆるベストアルバム的集大成。今回読み直したら少々文章が稚拙だなあと思う点も多々あったが、それだけ俺が嫌な大人に近づいてしまったということなのかもしれない。うーん。
とにかく電車の中では読まないことをオススメします。絶倒しないまでも抱腹すること間違い無し。