桶口聡「フリーライターになる方法」

フリーライターになる方法 (寺子屋ブックス)

フリーライターになる方法 (寺子屋ブックス)

 企画の持ち込み・売り込みから取材方法、報酬などのグレーゾーンから出版事情まで、幅広く説明されている*1。報酬の遅配・欠配もあると読んで、出版関係ってかなりきわどそうな業界だなあと感じました。斜陽だ斜陽だと言われているけれど、メンツのためか体質を変えないということも耳にしたりするし(学生レベルで耳にする話だけれど)。
 後半21人のケーススタディから、フリーライターの生活・工夫・苦労などにも触れられます。
 文章を書くのは好きだけれど、そこからお金をもらうとなると・・・ちょっとイメージできないなあ。

つまり、仕事を断ることもマネジメント能力の重要な一つの要素なのだが、それができないために苦労しているライターは意外と多いのである。

これってライターさんだけではなく、遊びの予定とか他の仕事にも通じる気がする。質と量のバランスは自分がどういうフェイズ(段階?)にいるのかによって変わってくるのかも。

基本的には活字をベースにしたいんですけど、活字自体がぼう未来がないかな、と。手抜きで作った本が売れないのはいいんですけど、クオリティのすごく高い本が売れないのが・・・

まさに嘘から出た誠。

*1:時代は2000年代前半を軸として書かれている