ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「君繋ファイブエム」

君繋ファイブエム
中型の画像がないので小型になってしまった。ちくしょう。
さて今更な感じも隠せないアジカンのファースト・フル・アルバム「君繋ファイブエム」。正直な話セカンドの「ソルファ」より全然名作だと思うんだな。この激情や衝動がギュッと圧縮されて一枚に詰まっている感じ。感情を冷たい薄いアルミ箔で包むとこんな感じになるのではないでしょうか。後藤の一見気の抜けた声。ギターの鋭く冷たくエッジの効いた音。しかし、アグレッシヴに動くリズム隊や疾走するギターリフ、そしてシャウトする後藤の歌声からは「ぶっ壊してはみ出すんだ!」っつう熱い感情がビンビンに伝わってくる。今日の[diary]で失恋ネタを書いたからついでに触れておくが三曲目の「電波塔」は涙なくしては聴けないっす。歌詞が意味不明な「フラッシュバック」も音やシャウトを聴くうちになぜか泣けてきます。これがまさしく琴線に触れるというか。セカンドアルバムの「ソルファ」では“叫ばない”がテーマの一つにあったようで全然エモーショナルではありません。彼らにはもっとヒリヒリした音楽をやってほしいなぁ。