カミュ「異邦人」

異邦人 (新潮文庫)
読みにくくて全部読めなかった・・・。翻訳は窪田啓作。ひどい。必ず

〜した。〜だった。

というように過去形で終わるし。リズムがぐしゃぐしゃで単調。それを狙ったのかもしれないけれど、20ページも読むと嫌になる。「ここは『はね上がった』じゃなくて『跳んだ』にしたほうが伝わるな」とか「きっと無生物が主語なのに直訳したから読みにくいんだろうな」とか考えながら読むと面白いかも。過激に暇ならば。
と言ってみたものの、発行が1954年て・・・。そりゃ読みにくいわけだ。別の訳者が翻訳した作品を読みたい。「車輪の下」もこのパターンだったんだよなあ。