穂村弘「もしもし、運命の人ですか。」

もしもし、運命の人ですか。 (ダ・ヴィンチ・ブックス)作者: 穂村弘出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/03メディア: 単行本 クリック: 40回この商品を含むブログ (107件) を見る 恋愛についてかくも真面目にかつ非現実的に考察している人っ…

畠中恵「しゃばけ」

しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 125回この商品を含むブログ (529件) を見る 噂によると、面白くて売れているらしい。舞台は江戸、キーワードは妖怪、テー…

姜尚中「悩む力」

悩む力 (集英社新書 444C)作者: 姜尚中出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/05/16メディア: 新書購入: 15人 クリック: 159回この商品を含むブログ (313件) を見る 夏目漱石とウェーバーを軸に、「悩むことの有意性」について強く訴える本。読んですぐにどう…

ジェームス・ケイン「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

郵便配達は二度ベルを鳴らす (新潮文庫)作者: ジェームス・ケイン,田中西二郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1963/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る この本の何が素晴らしいかって、まずタイトルが秀逸! 他は・…

UBC-jam vol.22

大学の文化祭でフリーライブがあったので見て来ました。group_inouやbonobos、サンボマスターを観たんだけど、やっぱり大トリのサンボマスターがすごかった! ダサくて優しくてカッコいいロックンロールがそこにはあったとさ。なんていうか、サンボマスター…

穂村弘「にょっ記」

にょっ記作者: 穂村弘出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/13メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 78回この商品を含むブログ (114件) を見る 久々に穂村弘の作品を読んだ。やっぱりこの人、変だ。変すぎる。 でも面白い。 文体としてはとても情けない…

sigur ros japantour'08@studiocoast

アイスランド*1のバンド、sigur rosのライブに行ってきました。ヨンシー(Vo.)は風邪気味で辛そうだったけど、なかなかに幻想的でエキサイティングなライブでした。アイスランド出身でも風邪引くんだな、と思ったり。よく考えたら当たり前だ。手拍子とか合唱…

山本ケイイチ「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)作者: 山本ケイイチ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/05/30メディア: 新書購入: 33人 クリック: 497回この商品を含むブログ (206件) を見る 新書らしくタイトルと内容があまりリンクしていない。 確か…

寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)作者: 寺山修司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/06/25メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 100回この商品を含むブログ (159件) を見る ヤクザ者になろうとか自殺のすすめとか月光仮面は変装癖のある中年男だとか正義…

across the universe

こいつは面白かった!久々のヒット◎ ベトナム戦争の頃の若者をビートルズの楽曲と絡めてミュージカル仕立てにしたような映画なんだけど、映像や音楽がめちゃくちゃ美しくて鳥肌モノでした。 全米が泣いた!みたいな大作モノではないけど、スクリーンで観ると…

DARK KNIGHT

巷でおもしろいおもしろいという声をよく聞くので観に行きました。 そもそもバットマンを観たことがなかったのでちょいちょい話の筋がわからないところもあったんだけれど、アメリカ的な勧善懲悪展開ではなくて確かに結構重かったのが印象的。 行ってからだ…

20世紀少年

観てきました!何がカッコ良かったかってオープニングがカッコ良かったです。登場人物の名前のフォントとか物語のキーワードとかがゆらゆら集まってタイトルロゴがバーンと出てくる!みたいな。あ、もちろん学校にT.Rexが鳴り響くシーンもかなりグッときまし…

中島らも「世界で一番美しい病気」

過去のエッセイ等からたくさん選り抜かれて一冊の本になったかたち。そのためか、軽めの前半と重めの後半で全然トーンが違う。振り幅が大きい。 表現の仕方は違うけれど、なんとなくこの人のセンチメンタリズムはミネタカズノブ(銀杏boys)のそれに似てるな…

堀田貢得「実例・差別表現」

部落差別、民族差別、障害者差別、性差別etc...世の中には相変わらずいろんな差別があるようで。差別用語の説明に加えて、過去の事例から問題・事件になったケースがまとめられています。 小学生高学年くらいの頃に差別問題を教わって、その時は「そんなん実…

村上龍「コインロッカー・ベイビーズ 下」

誠に勝手ながら個人的にこれに帯を付けるとしたら、「哀しみに満ちている」とかなんとか。 五感で言うと、嗅覚に最も訴えてくる文体。汗、嘔吐、香水、重油etc・・・。生理的に無理な人もたくさんいるだろう。でもなんていうか、読んでおいて良かったという…

湯行館@信州・戸隠・神告げ温泉

spa

戸隠の中社あたりのめちゃくちゃ細い山道を車でクネクネ登っていくと辿り着く温泉。傾斜の急な山の中のせいか、規模はかなり小さい。ゲレンデの目の前だから、スキー・スノボのお客さんがメインなのかもしれない。 お湯も単に弱アルカリ性の普通な温泉といっ…

元湯うるおい館@信州・裾花峡温泉

spa

かけ流しの温泉。入浴料は600円くらい。もっぱら露天風呂の打たせ湯を浴びたりしてましたが、内湯も色々と充実していました。露天はかなり広いので、混んでいても快適。 目の前に山の崖があって、自然たっぷりな感じで景色も良い。西武ライオンズの選手と…

岩松了「たみおのしあわせ」

ほとんどが時効警察のキャストということを抜きにすると・・・結構不条理な映画なのでは。ちょいちょい笑いどころがあった気もするけど、映画館で観たにも関わらず他のお客さんはほとんどノーリアクションだった。 ネタばれするとアレなのでぼかして書くと、…

ゆざわ健康らんど@越後湯沢

spa

フジロックの帰りに寄った健康ランド。1000円でタオル・バスタオル付きで入浴できます。なかはなかなか広くて、普通のお風呂、ジェット風呂、クール風呂(?)、露天風呂がありました。 男3人で貸し切り状態だったため、露天風呂のベンチに寝転がってセ…

fujirockfestival'08

このブログも化石になりつつある・・・! とにかく今年のフジロックをダイジェストするよ! ちなみに去年の反省はコチラ→http://d.hatena.ne.jp/suzushige/20070730 ■移動について 例年通りフジロック初日はテストだだ被り・・・。4限のテストを早々に切り…

村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

走ることについて語るときに僕の語ること作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/12メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 459回この商品を含むブログ (487件) を見る 村上春樹が長距離ランナーとしての自身について述懐した一冊。何気にフ…

「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]出版社/メーカー: デスペラード発売日: 2008/01/25メディア: DVD購入: 4人 クリック: 165回この商品を含むブログ (451件) を見る 伊坂幸太郎の同名小説の映画版。瑛太がかっこ良さそうだという理由で観てみたけど、やっぱり…

貴志祐介「クリムゾンの迷宮」

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 1999/04/09メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 726回この商品を含むブログ (138件) を見る 最初の80ページはなんだか退屈、それから段々…

ubc-summer-jam'08

ライブについて書くのはなんだか久々な気がする。 早稲田のサークル主催のフリーライブイベントに行ってきました。生憎の雨ながらも、去年より多くのお客さんにびっくり。ドリンク代500円で入れるんだけど、飲み物のカップを返却すると100円キャッシュ…

タイカレー(レッド)

なんだか無性に食べたくなるものの上位ランカーです。タイカレー。 無印に行った際に衝動買い→今日の昼飯に決定。 鶏肉としめじさえあればオッケーみたいですが、冷蔵庫の中のものを色々ぶち込んでみました。 鍋に油をしきハーブソーセージを軽く炒めて取り…

村上龍「コインロッカー・ベイビーズ(上)」

コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)作者: 村上龍出版社/メーカー: 講談社発売日: 1984/01/09メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 433回この商品を含むブログ (197件) を見る 村上龍を初めて読んだのは確か高校2年生のとき。英文を和訳したよう…

椎名誠「岳物語」

岳物語 (集英社文庫)作者: 椎名誠出版社/メーカー: 集英社発売日: 1989/09/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (50件) を見る 畳で横になってごろごろ読む雰囲気。電車の中とか忙しないところは似合わない。 この人はいつでもど…

東野圭吾「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 157回この商品を含むブログ (974件) を見る 「ひがしのけいご」なのか「あずまのけいご」なのかよくわからなくて敬遠してきましたが、やっと読…

内田けんじ「アフタースクール」

「あまくみてるとだまされちゃいますよ」のコピーが良いなあと思って観ていましたが、見 事 に だ ま さ れ ま し た 。これまた監督やるなあ、といった感じ。映像や登場人物のセリフなどを手がかりに状況を把握した気になっていると、最後にどんでん返しが…

福井晴敏「川の深さは」

川の深さは (講談社文庫)作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/08/08メディア: 文庫 クリック: 23回この商品を含むブログ (163件) を見る 地下鉄サリン事件と絡めた小説らしいということで読んでみたけれど、どちらかというとそれを通り越して…